一昨年からお手伝いさせて頂いている、捜索で裏銀座へ行ってきました。
今回はご遺族の方もご一緒で、実際に雪の状況を見て、滑落個所の可能性などを一緒に話してきました。
入りは七倉から
高瀬ダムまではタクシーで移動、そこから歩きます。
この時期はまだ山小屋が営業していないので、荷物多めです。
橋を渡り
北アルプス三大急登、ブナ立尾根登ります。
高瀬ダムを上から眺める
GWということで北アルプスはまだまだ雪が豊富です。
1日目は烏帽子の避難小屋にお世話になりました。
小屋の中でも日が当たらないので気温は+1度と低め。
それでも風が当たらないだけで全然違います。
寝床。(私のじゃないけど)
烏帽子小屋と夕日
2日目は野口五郎方面へ。
登山道は半分地面、半分雪といった感じ。
東西の面で全然雪の残り方が違います。
野口五郎の小屋に到着。
ご遺族の方はお疲れのようなので、小屋で待機してもらい、もう一人の友人と私の二人で目的の水晶付近の写真を撮りに頑張って歩きます。
とはいうものの小屋を出たのは1時前くらい・・・。いったいどこまでいけることやら。
水晶直下の少し横の尾根の写真を撮るのが第一目的だったので、それが見えるところまでと、東沢乗越の少し先まで。
写真を撮って、時間も遅いのでダッシュで戻ります。
この日は野口五郎の避難小屋でしたが、他にもどこかの大学の山岳部がて、小屋は満員御礼状態。
さて、翌日はご遺族の方を水晶方面へと考えていましたが、疲労と翌日の帰りの事もあり、この日のうちに烏帽子まで戻っておかないといけないということで、野口五郎の山頂付近で、見えるところの地形を見てもらい、いろいろと相談。
快晴ですがライチョウもコンニチワ
素晴らしい景色ですね。
この景色のどこかにいるはずなんですが・・・
早く出てきてほしいな。
槍方面
ということでお昼前に烏帽子へ向けて引き返して、最終夜は再び烏帽子小屋で。
翌日下りなので、疲労が心配されましたが、ご遺族の方も頑張って歩いて頂いて、無事にお昼過ぎに下山できました。
今回は実際に捜索するというよりは下見みたいな感じでした。
ご遺族の方にも重い荷物を背負ってもらい、大変でしたが、良く頑張って歩いて頂きました。
今年は夏場に再度、捜索予定です。
次回は何か手がかりが見つかるといいな。