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takuya

夏山常駐(2018/7/11~8/29)


さて、夏の間は北アルプスの南部地区の夏山常駐パトロール隊員として活動していました。

今年は前半は大変晴天の続く日に恵まれ、毎日猛暑の日々。

我々隊員もパトロールに出ては日焼けであちこちの皮がむけて大変でした。

登山に訪れた方々も大変な思いをしたことと思います。

とは言え、海の日周辺から8月初旬までは南部地区においては死亡事故もなく、今年は大幅に事故件数が減るんじゃないー?などと呑気な話をしたりしていました。

しかし、御盆前辺りから様子が随分と変わってきます。

毎日事故、事故、事故の無線がとまりません。

結局終わってみればこんなでした。(最終的にはもう少し増えました。)

ヘリはいつも飛べるわけではありません。

飛べなければ、歩いて現場まで行って、そこから担ぎ下さなくてはなりません。

我々もロボットではなく人間で、体力に限界があります。それに交代の隊員が常時いるわけではありません。

誰もが事故をしたくて山に来ているわけではないです。

でも実際にこの短い期間で、この狭い範囲だけでこれだけの事故が起きています。

日本の山はなんの規制もなく(登山条例はあります)、誰でも登りたい人は簡単に立ち入ることが出来ます。

でも自然は甘くないです。簡単に牙をむきます。

しっかりと準備をして、自然と真摯に向き合ってください。

宜しくお願いします。

最後に夏の間の写真少し張っておきます。

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